成年後見制度とは…
認知症、 知的障害、精神障害などの理由で、物事をひとりで決めることが心配な方々は、財産管理(不動産や預貯金などの管理、遺産分割協議などの相続手続など)や身上保護(介護・福祉サービスの利用契約や施設入所・入院の契約締結、履行状況の確認)などの法律行為をひとりで行うこともむずかしい場合があります。
また、自分に不利益な契約であることがよくわからないままに契約を結んでしまい、悪質商法の被害にあうおそれもあります。
このような、物事をひとりで決めることに不安のある方々を法的に保護し、ご本人の意思を尊重した支援(意思決定支援)を行い、共に考え、地域全体で明るい未来を築いていくための制度が成年後見制度です。
掛川市は、東遠地域中核機関に菊川市、御前崎市と共に参画し、成年後見を含む権利擁護の相談窓口をはじめとした、成年後見制度推進に努めています。
社会福祉協議会を含め市内8カ所に相談窓口があるため、お気軽に相談ください。
法人後見について…
掛川市社会福祉協議会では、法人として成年後見制度による法定後見人等を受任しています。受任内容に応じて、市民後見人養成講座修了生の市民後見人候補者にバトンタッチをし、掛川市社会福祉協議会は法人後見監督人として市民後見人をサポートしていきます。
市民後見人・市民後見人養成講座について…
住民目線で、本人に寄り添い、その意思を尊重した支援を行う市民後見人を養成するため、令和元年度から市民後見人養成講座を実施し、修了生は市民後見人候補者として名簿に登録されています。