5月28日(水)、放課後等デイサービス3事業所の保護者を対象に、事業所説明会を行いました。
毎年、講話を依頼し、社協放デイが大切にしたいこと等保護者の方々へ伝えたいメッセージを込めて行っています。
今年度は、先輩保護者で、かざぐるまを作り上げてきた一人でもある萬谷英子さんをお呼びしました。
娘さん(現在は28歳になられます)の学齢期の子育てについてお話していただきました。
印象に残る言葉として
・自分の子どもを知ること、そのためには子どもと一緒に行動する。
・100回教えて覚えるなら、教えようと思った。
等ありました。
また、卒業後は就労することを目指し、日々の生活の中でも身につけたいことを行ってきています。
娘さんと英子さんの一つひとつの経験や積み重ねが大きな成長に繋がっているということを実感する講話でした。
参加された保護者からも質問を受け付け、回答もいただくことができました。そのひとつをご紹介します。
☆自主通学をさせたいが、痴漢にあったり嫌な目にあったりしたら…と心配です。
【萬谷】まずは、自分の子どもが迷惑をかけずに“一人で”自主通学ができることが第一です。
一人でできるまでには、どんなことが課題なのか親子で確かめながら行うこと、親が子どものことを知ることが
大事です。
一人で自主通学ができるようになったら、携帯を渡さない・名前を名乗らない等、具体的な問題について
親子で考えながら約束をしていきます。
とのことでした。
体験・経験は、とても大きな力であることが実感できました。その時は小さなことであっても、積み重ねることで、将来、自分自身の力がついていくのだと思いました。その小さな気づきが大事ですね。
卒業後に向けて、今何ができるか、何をしていくか、生活の中でできることを一緒に見つけていきたいです。